有終の美とまでは言わないけれど、禁漁日前日の尺山女魚は良いものだ……と言う話

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 2019年9月20日、禁漁日前日のこの日、私は今シーズン最後の渓流に行こうかどうか迷っていた。記事にはしていないが、9月12日に最終釣行にしようと思って行った川で、増水と無反応のため、開始30分で諦めて帰った事実(VOL.7)があったからだ……。

2019パーマークを見に行こう! VOL.8

「山女魚カラーを使えば良かった……」

 そんな訳で、スレまくった禁漁日前日に行っても、どうせ私には釣れないだろうと思っていた。それに、前日に木曽駒ケ岳へ散策に行って疲れていたと言うのもあって、今年はもういいかなと思っていたのだ。

 しかし、午前8時前に朝飯を食べていた時、やはり行こうと思い立った。まあ、予定は空けてあるのだ。折角だから行って来よう……そう思った。

 最後なので地元漁協管内で適当に遊ぶ。……と言うか、日釣り券を購入しなければいけない、他の漁協管内は時間的に勿体無い。

 最後の〆は何処にするか悩んだ結果、人気ポイントゆえに今まで避けていた上流部のポイントを選択。地元漁協では一番の人気河川だけあって、渓相は抜群に良い……が、やはり何も出てこない。

 まあ、禁漁日前日だし、真新しい足跡もある。釣れなくても仕方がないよなと思いつつ、天羽50Sを放り込みながら進んで行くと、石の上にまだ乾いていない足跡があった。前日のものかなと思っていたが、どうやら直前のものだったようだ。

 車に戻って次のポイントに移動しようとしたが、主だったポイントには釣り人の姿が……。皆さん、考えることは同じ様だ。

 別の川に行こうかと思ったが、ちょっと遠い。仕方なく、以前、行ったことのある場所に行こうとしたら、勘違いで一回も入ったことの無い区間に着いた。

 ただ、流れを見ると水量が多くてかなり良さそう。もしかしたら釣れるかもしれない……そう思って準備をして川に下りた。

 すると、開始してすぐに良いアタリ!期待出来そうなので続けてみると、6寸ほどの山女魚さんがヒット!サイズはともかく、取り敢えずボーズでシーズン終了と言うことは無さそうだ。

 リリースして少し上流、良い石が入った浅い瀬にルアーを通すとコンっとヒット!最初の引きが弱かったから、大したサイズではないだろうと思ったのだが、水中で反転する魚体は良い感じに見えた。

 やり取りしている内に、「もしかして尺ある?」から、「コレはあるだろう」と言う確信に変わった。流芯に乗ってどんどん下る山女魚さんを追いかけて私も下る。バラしたくないので必死に追った。逃がしたら次は無いのだ。


「この位あれば満足です」

 流れが速いのもあって最後まで 激しく抵抗されたが、何とかネットにぶち込む。安堵しながらメジャーで計測すると、サイズは31㎝。写真では上手く撮れなかったが、秋山女魚らしい綺麗な婚姻色が出ていた。


「水中だと婚姻色が綺麗に見えたんですけど」

 ネットに入れて十分に体力を回復させてから、そっと元の流れに戻してやると、一瞬で消えて見えなくなった。元気で子孫を残してほしいものだ……。

 その後も続けたが、6寸クラスの山女魚さんを追加した以外は何も無し。ほとんどのポイントは埋まっているし、諦めて午後2時過ぎに撤退したのだった。

今回の釣行を振り返って……

 今年もあまり行きませんでしたが、久しぶりに尺山女魚が釣れて良かったです。来年は別の漁協管内の年券も買って、もっと沢山渓流釣りに行きたいですね~。

また来年頑張ります……と言う人は
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