最近、ラバーソール(ビブラムイドログリップ)のウェーディングシューズを入手したので、今回はウェーディングシューズのソールについて書いてみました。暇な人は読んでみて下さい。
ウェーディングシューズに使われるソールの種類
釣り用のウェーディングシューズに使用されるソールとしては、主にフェルト、フェルトスパイク、ラバーソールの三種類があると思います。
私がメインにしているトラウト用としては、ノーマルのフェルトソールが最も多く、次点でフェルトスパイクが使われているのではないでしょうか。ラバーソールは苔などのヌメリに弱いため、使用できる場所は限られると思います。
フェルトソールの利点と欠点
フェルトソールの良いところとしては、やや水質の悪いところに多い、苔によるヌメリに強いところですね。滑り出しの感覚を掴むために、ある程度の熟練は必要ですが、自分が思った通りにしっかりとグリップしてくれると思います。
一方、欠点としては、底のフェルトが減りやすい、落ち葉などが積もった斜面で滑りやすい、フェルトが水を含むため重くなる、長距離を歩くとやや疲れることです。歩行性能はモノによりますが、大体こんな所でしょう。
フェルトスパイクソールの利点と欠点
フェルトスパイクは、フェルトにピン状のスパイクを打ち込んだモノです。苔の生えたコンクリートや磯場等に強く、海の岸釣りでは必需品になりますね。
しかし、スパイクが付いているため一見、滑り難そうに見えるのですが、石の質によっては、ただのフェルトよりも滑ることがよくあります。
川原を歩くとカチャカチャと音が鳴ることも多く、気配を消したい渓流釣りにおいて、とても気になることが多いですね。長距離を歩くと疲れたり、足の裏が痛くなったりするため、私は渓流用には使いません。
ラバーソールの利点と欠点
ラバーソールは10年位前から増えてきましたね。普通の靴の感覚で歩けるため、疲れ難いのが特徴です。長距離を歩く湖の釣り(ウェーディングをあまりしない場合)や、斜面を登り下りすることが多い源流の渓流釣りでは凄く使い勝手が良いです。ソールが水を含まないため、靴が重くならないのも良いですね。
ただし、苔によるヌメリに弱く、突然、スカッとトラクションが抜けることがあります。アルミのプレートを滑り止めに取り付けられる商品もありますが、本流などのヌメリが強い場所にはあまり向きませんね。水が綺麗な源流等、石のヌメリが少なく、滑り難い場所で使うのが良いでしょう。
私が使っているのは「リトルプレゼンツ SH-08 ミッドストリームWDシューズ2 」ですが、苔の少ない源流なら十分にグリップしますよ。
このSH-08は甲高幅広と言われる日本人の足型に対応した3E規格のウェーディングシューズで、普通のシューズでは幅がキツイと言う人に向いているそうです。実際に使ってみた感じでは、従来品に比べると窮屈感が無く、足先も痛くなり難かったですよ。
SH-08は幅が広いので、通常規格ではワンサイズ上げている人でも、普段履いている靴のサイズで購入すると丁度良いと思います。
この記事のまとめ
通常の渓流や本流にはフェルトソール。磯場や堤防等の海釣りにはフェルトスパイクソール。水が綺麗でヌメリの少ない渓流や源流、ウェーディングをほとんどしない湖の釣りには、ラバーソールのウェーディングシューズが良いですね。
お金に余裕があればすべて揃えて、行く場所によって使い分けるのが一番、良いのですが、一足だけしか選べない場合には汎用性の高いフェルトソールがおススメです。昔からの定番のため、買って後悔することは無いでしょう。