2019年4月1日、今年も中禅寺湖の解禁日がやって来た。しかし、現地は雪が降っていると言う話ではないか……。どうしようか迷ったが、折角なので今年も解禁日の中禅寺湖へと向かう。せめて、60cmクラスを一本獲りたいなと思いつつ……。
2019中禅寺湖へ……VOL.1

いつも通りに家を出て、いつも通りに鹿さん達に挨拶をする。そして、いつも通りに中禅寺湖へと続くワインディングロードを登って行くと、そこは雪国であった……。
幸い、道路は凍結していなかったので無事に登り切ることが出来たのだが、来たことを少し後悔。まあ、来てしまったものは仕方がない。今回も山側に入るので、越後屋で日釣り券(2,160円)を購入。立木観音前の駐車場へと向かう。

平日だし、元号が変わるタイミングだったこの日。天気もこんなのだから、人はあまり居ないだろうと思っていた。しかし、午前2時を回った時点ですでに駐車スペースはほぼ満タン…….。後から調べたら、解禁日に訪れた人は567人だったそうだ。
去年と全く同じ場所に何とか車を止め、準備を整えてから、午前2時半にポイントに向けて歩き始める。雪は弱く、空には星や月が出ているため、天気は問題無さそうだ。
歩きながら湖畔を見る。寒波のためか、あまり人が居ないようだ。小雪が舞う、寒い湖畔で解禁を待つ時間を考えると、早く出発する必要は無かったのかもしれない。

汗冷え予防と待ち時間を減らす為、1時間ほどゆっくりと歩き続る。汗をかいてしまうと、解禁までの待ち時間が辛いことになるのだ。心配な人は着替えを用意しておいた方が良いだろう。
「あせがた」付近で適当な場所を見つけ、湖畔に下りて解禁を待つ。当日の気温は-5℃程度だったみたいだが、重装備だったので寒くは無かった。
やがて午前5時になり、解禁を知らせる花火が上がった。まずはミノーから始めるが、すぐにガイドとラインが凍りついてライントラブルが続発……。コーティングを施して来たが無意味だったようだ。
ミノー等の軽いルアーはトラブルが怖いのでスプーンに変更。まずはMTレイクス13gを放り込んでカウントさせながらスライドさせてくると、手前のブレイクでアタリが出る。この感じ……恐らくブラウンちゃんだろう。
同じことを何度か繰り返していると、ようやくヒット!小気味良い引きを堪能させてくれたのは、35cm程度のブラウンちゃん♪

掛かってくれたことに感謝して、丁寧にリリース。さらに、同じように探って行くと、すぐにレイク君ヒット! サイズは45cmほどだったが、なかなか綺麗な個体であった。お礼を言ってから、速やかにリリースする。

その後はアタリが無く、MTレイクスからプロビア14gに変更して探っていると、ようやく40cm程度のレイク君がヒット!

リリース後も探ってみたが、これと言った反応は無し。最初に入ったポイントはイマイチみたいなので、午前7時前に場所移動することにした。
日が登り、ガイドやラインの凍結が緩くなって来たので、だいぶ前に作った70mmジグミノー(シェル張り)を放り込んで、ジャークしながら探って行くと「ドスン」とヒット! どうやらブラウンちゃんのようだ。
あまり大きくは無いみたいだが、ジャンプや突っ込みなど、バランスよく気持ちの良いファイトをして私を楽しませてくれた。

リリースして探るが他に反応が無く、また場所移動。プロビア14gに変更して探りながら移動して行くと、何度かアタリがあり、またブラウンちゃんがヒット!

ブラウンちゃんによくお礼を言ってから深淵に返し、同じように続ける。すると、この場所には小型のレイクトラウトが大量に居たようで、終始、小型レイク君を掛けては蘇生措置を施してリリースする作業になった……。
*小さいサイズは水圧の変動により気絶します。自分で泳ぎ出すまで体を支え、丁寧にリリースして下さい。余計に弱るので、エア抜き等の特別な処置はしない方が良いです。

昼前に撤退を開始。思ったよりも人が少ないので、帰りながら良さそうな場所でやってみたが……何も無く、午後2時頃に中禅寺湖を後にしたのだった。
今回の釣行を振り返って……
2019年の中禅寺湖解禁の釣果は、ブラウントラウト35cm前後が3匹、レイクトラウト30~45cmが13匹(+スレで1匹)と数だけは多かったです。
ただ、相変わらずサイズが上がりません。恐らく、ポイントか釣り方に問題があるのだと思います。やはり、有名なポイントで頑張らないとサイズは上がらないのかもしれません。来年からは、もう少し考えて釣りをしないと駄目ですね。
釣行日【撮影日):2019年4月1日
中禅寺湖遊魚期間2019年(岸釣り)
4月1日(月)より9月19日(木)まで。(湖面東側のみ。但し西側開放は除く)
料金:2,160円
*ヒメマス以外の魚種はリリースすること
今回の駐車場「歌ヶ浜第一駐車場」